2015年入社/工学部 応用化学科
高い技術力を持つ企業を中心に就職活動をするなかで、ミネベアミツミを知りました。会社説明会で、若手のうちからエンジニアとして海外でキャリアを積めると聞き、これは私にとって大きなチャンスだと感じて、入社を決意しました。
私が所属する事業部では、ベアリングへ付加価値を加えた様々な製品を製作しています。製品の量産はタイ工場で行われており、私は主力製品であるピボットアッセンブリー(ハードディスクドライブの主軸部)の組立工程に携わっています。製造設備は24時間毎日稼働しており、その生産効率は利益へと直結します。製造チームを監督する立場として、生産性向上に取り組むことが私の仕事です。
生産工程には、ベテランから新人まで多くの作業者が関わっています。「ベテランにはできるが新人には難しい」という工程が存在すれば、全体の効率に影響しかねません。全員が同じように設備を調整できるような治具を検討するなど、スキルに依存しないように作業を標準化しています。実際に現場に足を運び、現地メンバーたちと意見を交わすことも大切です。現場の実態に沿った形で改善を進めていかなければ、結果につながりません。
タイでは男性管理職より女性管理職が多く、女性が活躍する土壌が整っています。現場では男女はもとより、タイ人も日本人も関係なく意見を発信します。フェアであるぶん結果が評価され、やりがいのある職場です。

タイに駐在したのは入社3年目のことでした。以前から志願していたこともあり、期待に胸を膨らませて量産工場を訪れたのですが、日本では考えられない規模の生産量や人員数を目の当たりにして、圧倒されてしまいました。タイ語に不慣れなため、現地メンバーが話す内容もわかりません。「若手の自分がここでやっていけるのか」と弱気になり、不安を振り切ろうとして仕事が空回りすることもありました。
当時の業務内容は「セットアップ時間を短縮する」など、特定の工程に特化した改善活動を行うことでした。タイには管理職の立場で赴任しましたが、設備を理解しなくてはチームのメンバーと通じ合えません。そこで、上司に頼んで自動組立機のセットアップ作業を一定期間やらせてもらうことにしました。実作業者とつたないタイ語やジェスチャーで積極的にコミュニケーションを図るうちに、雑談など仕事以外の会話も交わすようになり、「壁」がなくなっていくのを感じました。 今ではメンバーとの意思疎通に困ることはなく、時には激しく意見をぶつけ合うことすらあります。言いたいことが言えるのは、お互いを信頼しているからこそ。「作業者とのコミュニケーションを大切にする」というスタイルが、現在の業務でも生きていると思います。

生産性の改善には、決まった正解がありません。問題解決には業務についての深い知識と、突破するアイデアが必要であり、両方を兼ね備えることが直近の課題です。今後は製造はもちろんのこと、技術的な設計や歩留まり、品質についても知識を身につけ、広い視野をもって生産性改善を加速させていければと思います。幸運なことに、先輩や上司はその道のプロフェッショナルばかりです。相談しやすい環境を活かして知見を吸収し、いずれは駐在経験を活かして、「製造における女性のプロフェッショナル」というモデルケースになれたらと考えています。

タイにはさまざまな有名ホテルがあり、週末には部屋をとってゆっくり過ごすことも。長期休暇では日本にいる家族をタイに招待し、リゾートを一緒に満喫しています。

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