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【4-2-2】準備ガイド:学部3年生 ― 研究室配属が目前、勝負の年|研究コラム4『院進準備』
迷う3年生こそ必読。研究室・院試・英語の三点攻めが肝心。合格と納得のキャリアを掴む、勝負の年の煮込み戦略を徹底解説!
このコンテンツは熱々カレーライス主義に基づいて、ちょっとおせっかいで、スパイスの効いた表現や内容にしています。 熱々カレーライス主義って何なの?という方は、まずはこちらをご覧ください。
「周りの同期がリクルートスーツを着始めた。……俺、このままで大丈夫か?」
「自分に合う研究室ってどこだろう?」
「院試の勉強、そろそろ始めなきゃいけないけど、何から?」
学部3年生。君たちにとって、この1年は「人生で最も濃いスパイス」が投入される時期だ。研究室選び、英語のスコア、そして院試の足音。すべてが同時並行で動き出す、まさにキャリアの「煮込み」が始まる勝負の年だ。
もし、まだ「院進準備」に自信がないなら、まずは【4-2-1】学部1〜2年生編を読んで、土台を確認してきてほしい。準備ができているなら、更に奥へと進むための「戦略」の話をしよう。
学部3年生の戦略:「研究室」×「院試」×「英語」の三点攻め
3年生は、とにかくやることが多い。だからこそ、優先順位を間違えると、後で苦戦してしまう。以下のリストをペースメーカーにしてほしい。
📝 3年生の「勝負」準備リスト

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志望理由という「秘伝の出汁」を準備する
院試の面接や研究計画書で、最も問われるのは「君がそこで何をしたいか」だ。
「なんとなく進学したい」という甘い言葉は、百戦錬磨の先生たちには刺さりにくい。3年生のうちに、以下の問いに対して自分なりの答えをメモしておこう。
- なぜ他の分野ではなく、この分野なのか?
- なぜ他大学(または現在の大学)のこの研究室なのか?
- 修士課程の2年間で、どんな「問い」を解決したいか?
これは一度に書かなくていい。実験や講義で「お、これ面白いな」と思った瞬間のパッションを書き留めておく。それが、後で君たちを助ける強力な「出汁」になる。

実験・レポートで磨く「研究者の武器セット」
3年生の実験や演習は、単なる単位取りじゃない。ここで「論理の型」を身につけておくと、院試の記述試験や面接でかなり有利になりやすい。
特に意識すべきは、レポートの論理構成だ。
- 目的(Objective): 何を明らかにしたいのか?
- 方法(Method): どんな手段でアプローチしたか?(再現性はあるか?)
- 結果(Result): 事実はどうだったか?(主観を混ぜない)
- 考察(Discussion): 結果から何が言えるか?(仮説との差異は?)
また、論文を読む機会が増えるだろう。全部を完璧に読もうとしなくていい。
- 「題と要約(Title&abstract)→図(Figures)→ 結論(Conclusion)→ 方法(Method)→ 導入(Introduction)」の順で目を通す癖をつけてみよう。これだけで、情報の吸収速度がグッと変わる。
院試勉強のスタートダッシュ:数学を制する者は院試を制す
3年生の後半(12月〜1月頃)には、院試の過去問を手に入れよう。理系の院試、特に工学系や理学系で負荷が大きくなりやすいのは、やはり数学だ。
以下の分野に抜け漏れがないか、今のうちにチェックしておこう。
- 線形代数: 行列、固有値、対角化。
- 微分積分: 重積分、偏微分、テイラー展開。
- 微分方程式: 変数分離形、線形微分方程式。
- 複素関数論 / フーリエ・ラプラス変換: 専門科目の基礎として必須。
外部進学を狙うなら:3年生は「アウェイの偵察」へ
他大学の院を目指す「外部進学」組にとって、3年生は情報戦のピークだ。
- 早めの研究室訪問: 4年生になると、卒研で忙しくなる。3年生のうちにコンタクトを取り、「この学生は熱意がある」とプラスの印象を持ってもらうのが得策だ。
- 周辺環境のリサーチ: キャンパスの雰囲気だけでなく、家賃相場や通学路も見ておこう。生活のリアリティがないと、研究への覚悟も決まらない。
- 過去問の入手: 外部受験のハードルになりやすいのは、過去問と「解答例」の入手だ。訪問先の研究室の先輩と仲良くなり、こっそりコツを教えてもらうのも有力なルートの一つだ。
周囲が就活モードになって焦る君たちへ
3年生の冬になると、周囲の「就活モード」が最高潮に達する。インターン、自己分析、エントリーシート……。その様子に直面して、「自分も就活した方がいいのかな?」と不安になることもあるだろう。
でも、覚えておいてほしい。院進も就職も、どちらも立派なキャリア。院進は“先延ばし”ではなく、目的があれば有力な選択肢だ。
もし「一度は社会の現場を見ておきたい」と思うなら、3年生のうちに中長期のインターンシップに参加するのがおすすめだ。研究室に配属されると、まとまった時間を取るのが難しくなる。企業の開発現場で「学部卒・修士卒それぞれの先輩がどう働いているか」を肌で感じることは、進学へのモチベーションを爆発させる最高のスパイスになる。
「それでも、やっぱり迷う……」
そんな時は、【4-3】院進?就職?迷った時こそ経験値アップのチャンスを読んで、自分の本音と向き合ってみよう。
次は【4-2-3】準備ガイド:学部4年生 ― 卒研を“受かるストーリー”に変えるについて詳しく見ていこう。いよいよ最上級生。研究と院試、この二兎を追って両方手に入れるための、究極のバランス感覚を伝授するぞ。
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参考文献
- 文部科学省「令和6年度 学校基本調査」
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm - 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)「修士課程在籍者を起点とした追跡調査(JM-Pro)からみる大学院生への学生支援の在り方」(STI Horizon, 2023)
https://www.nistep.go.jp/activities/sti-horizon%E8%AA%8C/vol-09no-02/stih00338/ - 厚生労働省「職業能力評価基準」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/ability_skill/syokunou/index.html
