
研究から、TECH人材をヒーローに。
『TECH人材をヒーローに』するべく、 「これから研究に取り組みたい学生」や「研究活動に没頭している学生」の活動を研究の切り口から応援します。
【5-1】リケジョ研究室ライフのリアルな日常|研究コラム5『リケジョのリアル』
「理想の理系女子」を目指さなくても大丈夫。リケジョの24時間と少数派の強みで、自分のキャリアのスパイスを見つけよう。
このコンテンツは熱々カレーライス主義に基づいて、ちょっとおせっかいで、スパイスの効いた表現や内容にしています。 熱々カレーライス主義って何なの?という方は、まずはこちらをご覧ください。
「理系女子って、こんな人?」そのイメージ、誰が決めたの?
君たちは「リケジョ(理系女子)」という言葉を聞いて、どんな姿を思い浮かべるだろうか。
いつも白衣を着て、チェックのシャツに眼鏡。おしゃれには無頓着で、口を開けば数式や専門用語ばかり。友達同士の会話も理屈っぽくて、四六時中、無機質な研究室に籠もっている――。
もし君たちが、そんな「ステレオタイプなリケジョ像」に自分を当てはめようとして息苦しさを感じているなら、そのイメージはいったん横に置いてほしい。
実際の研究室は、もっとカラフルで、もっとカオスだ。
髪を明るく染めている子もいれば、推し活のために実験を爆速で終わらせる子もいる。コミュニケーション能力が抜群で研究室を盛り上げるリーダーもいれば、黙々とデータを積み上げる職人気質もいる。
テックポータルが伝えたいのは、ここにあるのは「正解のモデルケース」じゃないということだ。
就活やキャリアも同じ。誰かが決めた「理想の理系女子」を目指す必要なんてどこにもない。君たちだけの「スパイス(個性)」をどう効かせて、自分だけの「人生カレー(キャリア)」を煮込んでいくか。その材料を探す場所が研究室なんだ。
「研究室に入ったら、“自分らしさ”は消えて、研究一色にならなきゃいけないの?」
そんな不安を抱えている君たちへ。まずは、その「未知」の霧を晴らすために、研究室ライフの「生身の日常」をのぞいてみよう。
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数字で見る、リケジョの「今」
「女子が少なくて浮いてしまうかも」という不安を裏打ちするように、確かに理系の女子学生比率は、文系に比べれば低い傾向がある。
文部科学省の「令和6年度(2024年度)学校基本調査(確定値)」では、大学(学部)における女子学生の割合は全体で45.9%。また、学校基本調査の「関係学科別 学生数(表10)」から算出すると、理学分野では約28.3%、工学分野にいたっては約16.7%となっている。
🧪 理学分野: 約2.8割
🛠️ 工学分野: 約1.7割
「やっぱり少数派じゃん……」と思うかもしれない。でも、この数字を「壁」と捉えるか、「そこから得られる視点もある」と捉えるかで、景色はガラリと変わる。
近年、企業側は多様な視点を持つ技術者の重要性を語ることが多い。君たちが研究室で過ごす時間は、単なる「勉強の時間」ではなく、少数派になる場面もありつつ、専門性を磨く「キャリアの仕込み期間」でもあるんだ。
研究室ライフの24時間:ある日のリアルな時間割
研究室生活が想像できなくて不安な人は、まずは「あるリケジョの一日」の例を見てみよう。
(※分野がウェットな実験系かドライな計算系か、などによって多少の差あり。)

どうだろう? 「意外と普通だな」と思ったかもしれない。
もちろん、学会前や論文の締め切り間近になれば、研究室にいる時間が長くなることも。でも、それは研究に「没頭」している時間で、必ずしも「自分を殺している」時間とは限らない。

「女子一人」は、本当に不利なの?
工学系の研究室などでは、「女子が自分だけ」というシチュエーションになることもある。これ、配属前だと「なじめないかも」と不安になるよね。
でも、実際に研究室に入った先輩たちの生の声を聞くと、意外な答えが返ってくる。
※感じ方は研究室の雰囲気や相性でけっこう変わる。ここでは「そう感じた先輩もいる」って話として読んでほしい。
「最初は怖かったけど、男子ばかりの環境だと逆に変に気を遣われなくて楽。重い装置を運ぶときは、台車を使えばいいし、どうしても無理なら『手伝って!』って素直に言える関係を築けばいいだけだった。」
「女子が少ないからこそ、先生や外部の共同研究者の方に顔を覚えてもらいやすい。これはインターンや就活の時に、めちゃくちゃアドバンテージになった。」
研究室は、本来「性別」で役割が決まる場所ではない。とはいえ、空気感は研究室で全然違う。大切なのは「どんな問いを立て、どう解決するか」というロジックと情熱の世界だ。むしろ、女子が少ない環境で活動した経験は、社会に出たときに「タフな交渉力」や「独自のプレゼンス」として武器になることもある。無理に一人で抱えず、相談できる人や制度も使っていい。
研究室は「実験」の場。それは人生も同じ。
研究室でやることは、研究だけじゃない。
💬 雑談: 先輩の失敗談から、効率的な実験の進め方を学ぶ。
📢 学会準備: 自分の考えを他人に伝える「言語化能力」を鍛える。
🎨 バイト・趣味: 研究室以外の世界を持つことで、社会との接点や新しい学びのチャンスにも。
これらすべてが、君たちだけのキャリアを構成する「スパイス」になる。
研究がうまくいかなくて、カレーが焦げ付いたような苦い気持ちになる時もあるかもしれない。でも、その「試行錯誤」こそが理系の醍醐味だ。
「未知」は怖くない。それは、新しい発見(気づき)の一歩手前にいるということ。
君たちが今抱いている不安は、研究室という新しいフィールドに飛び込もうとしている「挑戦心」の裏返しだ。
さあ、なんとなく研究室の空気感が見えてきたかな?
次の【5-2】研究室の"リケジョ"たち ― どんな人がいるの?では、「研究室のリケジョのストーリー」をタイプ別に、ちょっとスパイシーに紹介していくよ。
「私、どのタイプに当てはまるんだろう?」って楽しみながら読んでみてほしい。君たちの未来の姿が、この中にあるかもしれない。
<編集者プロフィール & コメント>
理系分野の院生・ポスドク経験がある【もと・リケジョ】。
「自分が学生時代に迷ったり悩んだりした経験もまじえて、コラムを作りました。
このコラムを読んで『ちょっと元気出た』『気持ちが軽くなったかも』と思っていただければ幸いです。」
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参考文献
- 文部科学省「令和6年度 学校基本調査」
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm - e-Stat「学校基本調査(令和6年度)表10 関係学科別 学生数(大学・大学院)」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?cycle=0&layout=datalist&stat_infid=000040230298&tclass1=000001223980&tclass2=000001223981&tclass3=000001223982&tclass4=000001223984&tclass5val=0&toukei=00400001&tstat=000001011528 - 内閣府「男女共同参画白書 令和6年版」
https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/index.html
