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【5-2】研究室の"リケジョ"たち ― どんな人がいるの?|研究コラム5『リケジョのリアル』

研究室のリケジョは超多様。没頭型や模索中など、どの個性も大切なスパイス。先輩のリアルな本音から自分らしい歩き方を探そう。

2026/03/10

このコンテンツは熱々カレーライス主義に基づいて、ちょっとおせっかいで、スパイスの効いた表現や内容にしています。 熱々カレーライス主義って何なの?という方は、まずはこちらをご覧ください。

 

研究室という扉を開ける前、君たちはどんな不安を抱えているだろう。「あんなに頭が良い人たちの中で、私はやっていけるかな」「理系女子って、なんだか近寄りがたい人が多そう……」。

安心してほしい。研究室という鍋の中には、想像以上にバラエティ豊かな「スパイス(個性)」が放り込まれている。誰一人として同じ味はいないし、同じである必要もないんだ。

ここで、研究への取り組み方・考え方などを軸に、研究室のリケジョのストーリーをタイプ別に紹介しよう。これは君たちをカテゴリーに閉じ込めるためのものじゃない。むしろ、「あ、こんな感じでもいいんだ」と肩の力を抜いてもらうためのストーリーだ。

自分に近いタイプを探しながら、その裏側にある「本音のリアル」をのぞいてみてほしい。

 

タイプ①|研究が好きで没頭型(ストイック・シェフ)

📌 【特徴】

実験や解析そのものに強い興味があり、プロセスを楽しめるタイプ。新しいデータが出ると目が輝き、時間が経つのを忘れて没頭する。「なぜ?」を突き詰めることに快感を覚える。

💬 【例:修士1年 Aさんの場合】

Aさんは、朝から晩まで顕微鏡を覗いても苦にならない。「夢中になりすぎてると思われてるかも」という自覚はあるけれど、本人はいたって幸せだ。
「最初は周りの目を気にしてたけど、結果が出た時の“テンションが上がる感じ”を知っちゃうと、もう戻れない(笑)。でも、四六時中難しいことを考えてるわけじゃないですよ。実験の待ち時間は、隣の席の子とアニメの話で盛り上がってます。研究室は、同じ『好き』を共有できる一番居心地がいい場所ですね」

💡 【テックポータル的視点】

彼女たちは「孤高の天才」ではない。自分の好奇心に素直なだけ。真面目に見えて、実は一番「研究室ライフ」をエンタメとして楽しんでいるタイプと言えるだろう。

 

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タイプ②|研究も大事、でもプライベートも大事型(マルチ・タスカー)

📌 【特徴】

オンとオフの切り替えが明確。研究は効率重視で進め、定時(あるいはコアタイム終了時)にはサッと帰宅する。バイト、サークル、趣味、友人関係など、研究室外の世界もしっかり持っている。

💬 【例:学部4年 Bさんの場合】

Bさんは、スケジュール管理が万全だ。
「『ずっと研究室にいない=やる気がない』って思われるのが一番イヤ。だから、実験の手順は前日にしっかりシミュレーションして、最短ルートで終わらせます。週3回の塾講師バイトも、月1回のライブ遠征も絶対に譲れません。研究室はあくまで人生のパーツの一つ。でも、そのパーツを着実にこなすのが私のスタイルです」

💡 【テックポータル的視点】

厚生労働省の白書などでも、仕事と私生活のバランスを重視する方向へ労働者の価値観が変化していることが語られている。彼女たちのような「効率化の達人」は、将来企業に入った際、プロジェクトマネジメントの現場でめちゃくちゃ重宝される人材になるだろう。

 

タイプ③|人と話すのが得意・つなぐ役型(ラボ・コミュニケーター)

📌 【特徴】

先生と学生、先輩と後輩の間をうまく取り持ち、研究室の空気を円滑にするタイプ。専門知識の習得と同じくらい、人間関係の構築に長けている。学会などの学外イベントでも物怖じしない。

💬 【例:修士2年 Cさんの場合】

「私はデータの精度ではAさんに勝てないし、効率ではBさんに及ばない」とCさんは笑う。
「でも、先生にどうやって報告を通すか、後輩のモチベーションをどう上げるか、そういう『調整』は得意。研究内容を分かりやすく他分野の人に説明するのも得意です。最近、就活でもこの特技が強みになると気づいて、自信がつきました」

💡 【テックポータル的視点】

理系のキャリアにおいて、高いコミュニケーション能力は強い武器だ。複雑な技術を噛み砕いて伝える力は、営業、コンサル、PMなど、活躍の幅を劇的に広げてくれる。

 

タイプ④|まだ模索中・手探り型(ビギナー・コック)

📌 【特徴】

「自分は理系に向いてないかも...」という不安を常に抱えている。周りの優秀な学生と自分を比べて落ち込むことが多く、将来のキャリアに対しても漠然とした不安がある。

💬 【例:学部4年 Dさんの場合】

配属されたばかりのDさんは、毎日が緊張の連続。
「みんな頭が良さそうに見えて、自分だけが浮いている気がするんです。質問しても『そんなことも知らないの?』って思われそうで怖い……。でも、先輩にこっそり相談したら『自分も1年前はそうだったよ』って言われて、ちょっとだけ安心しました。今はまだ、自分のスパイスが何なのか探している途中です」

💡 【テックポータル的視点】

こうした不安を抱える人は、決して珍しくない。 そして、伸び代が大きいケースも多い。 自分の「自信のなさ」を自覚している人は、学びに対して謙虚で誠実だ。数年後、ぐっと伸びるのは、こういうタイプだったりする。

 

君たちのスパイスは、途中で変わってもいい。

このストーリーを見て、「自分はどれにも当てはまらない」とか「どれも中途半端だ」と思った君。それでも大丈夫。

最初は「手探り型」だった人が、ある発見をきっかけに「没頭型」に覚醒することもある。ずっと「没頭型」だった人が、就活を機に「つなぐ役型」の才能を開花させることもある。

大事なのは、「リケジョの正解」という架空のモデルに自分を合わせないこと。

君たちが今どのタイプであっても、テックポータルは全力で肯定する。

今のままの君」で、研究室の扉を叩いてみてほしい。

 

「いろんな人がいるのはわかった。でもやっぱり、研究室に入るのは、なんとなく不安」

そんな君たちの心の声にお応えして。

次は、【5-3】研究室に入る前、理系女子が感じやすい不安 の正体を、一つずつ解き明かしていこう。

 

<編集者プロフィール & コメント>

理系分野の院生・ポスドク経験がある【もと・リケジョ】。

「自分が学生時代に迷ったり悩んだりした経験もまじえて、コラムを作りました。
このコラムを読んで『ちょっと元気出た』『気持ちが軽くなったかも』と思っていただければ幸いです。」

 

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