【コース6-1】研究も就活も恋愛もマーケティング ― 理系脳で読み解く「市場とつながる技術」|ステップ学習『マーケ思考で読み解く世界』
「カッコいいけどあいまい」な言葉の正体を暴く―なぜマーケ思考が君たちの武器になるのか。
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記事概要
「マーケティング」という言葉、君たちもよく耳にするだろう。
でも正直、「なんかカッコいいけど、何をしているのかよくわからない」というのが本音ではないか。
文系の友人が「マーケやってる」と言うのを聞いて、「意識高そうだな」と感じたことはないだろうか。
しかし、このあいまいな言葉の本質を理解したとき、君たちの世界の見え方は一変する。なぜなら、マーケティング思考は研究・就活・ビジネス・そして日常のあらゆる場面に応用できるからだ。
マーケティングの正体とは?
結論から言おう。マーケティングとは「市場とつながること」だ。
つまり、「相手が何を求めているかを理解し、自分の価値を適切に届ける仕組みを作ること」である。
ビジネスの本質 = 数量 × 単価
この公式は、カレー屋でもGoogleでも、君たちが将来つくるプロダクトでも変わらない。
極めてシンプルだが、本質を突いている。
マーケティングの全体像
- 新しいアイデアや仮説を立てる
- 市場や顧客のニーズを調査する
- 競合や環境を分析する(3C分析など)
- 戦略を立てる(4つのPなど)
- 実際に作り、売り、改善する
2〜4の工程、すべてがマーケティングだ。
(3C分析と4Pについては次章で詳しく解説する)
なぜマーケ思考が理系の最強武器になるのか
ここからが本題だ。マーケティング思考は、君たちのあらゆる場面で威力を発揮する。
📋 就活:自分を「商品」として売り込む
就活とは、言ってみれば「自分という商品」を売り込む活動だ。
企業が求めている価値を理解し、自分の強みをどう伝えるかを考える。これこそ、まさにマーケティングだ。
- 相手(企業)は何を求めているか?
- 自分の強みは何か?
- どこで出会うか?
- どう伝えるか?
🔬 研究:仮説検証のプロセスはマーケティングと同じ
研究もまた、マーケティングの構造そのものだ。
- 市場調査 → 先行研究調査・文献レビュー
- 仮説立案 → 研究テーマ設定
- 検証・改善 → 実験と分析のサイクル
- 価値提供 → 論文発表・学会発表
研究費申請では、「この研究が社会にどんな価値をもたらすか」を説明する必要がある。それもマーケティングの一形態だ。
💼 ビジネス:新規事業の立ち上げ
将来、君たちが起業したり、企業で新しいサービスを企画したりするとき、マーケティング思考は必須になる。
例:AIを使った新サービスの場合
- 誰が困っているか?(ターゲット)
- 既存の解決策の弱点は?(競合分析)
- 自分たちの技術でどう解決できるか?(差別化)
- どうやって収益化するか?(ビジネスモデル)
💕 恋愛:相手理解と戦略立案(少しだけ真面目に)

恋愛も実はマーケティングの応用だ。
「相手を理解し、自分の魅力をどう伝えるか」という構造は同じ。
恋愛マーケティング戦略
- Step1.:相手分析(ターゲット調査・価値観・ライバル比較)
- Step2.:自己分析(自分の強み・差別化ポイント)
- Step3.:戦略実行(出会いの場・アプローチ方法・関係維持)
ただし、恋愛は計算だけではうまくいかない。
相手を理解し、思いやる姿勢こそ本質だ。
相手にニーズがないのに一方的に売り込んでも成功しない。これは恋愛も就活も同じだ。
理系学生だからこその強み
ここで重要なのは、理系の君たちがマーケティングに向いているという事実だ。
- 論理的思考力:データ分析・仮説検証・A/Bテストなど、研究で培ったスキルがそのまま活かせる。
- 問題解決力:「なぜ起きるか」「どう改善するか」を追求する姿勢はマーケティングの本質。
- データリテラシー:統計解析やプログラミング力は、デジタルマーケティング時代の最大の武器。
理系の強みは“感覚ではなく論理で市場を動かせること”だ。
そして、恋愛を含めた人生すべてで共通するのは、実験と検証を繰り返す姿勢である。
次章へのロードマップ
今回は「マーケティングとは何か」という全体像を掴んでもらった。
次章では、実際に使える分析手法を学んでいこう。
- 3C分析:Customer(顧客)/Company(自社)/Competitor(競合)
- 4P分析:Product/Price/Place/Promotion
- ターゲティング:誰に、どう届けるかの設計
- 応用:就活・研究・人生戦略への実践活用
マーケティングは「センス」ではなく、論理と戦略、そして少しの創意工夫だ。
理系脳を最大限に使えば、必ず最強の武器になる。
