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【コース11-2】月の手取りと生活コストのリアル比較 ― 都会と地方で何が違う?|ステップ学習『お金のリアル』

手取り20万円、都会では“椅子に座るのも有料”の時代。豊かさは「お金」ではなく「設計」で決まる。

2026/01/05
【コース11の記事一覧は▶をクリック】
コース11お金で不自由しないために ― 社会人のお金のリアル
11-1初任給より“10年後の自分”。学歴に振り回されないキャリア設計
11-2月の手取りと生活コストのリアル比較 ― 都会と地方で何が違う?
11-3手取りが“思ったより少ない”理由。税・保険・年金を3分で理解する
11-4お金持ちはどこにいる? 高級外車に乗る人たちの収入源

導入 ― 「月の手取り」を直視する

「初任給25万円!」と喜んだのも束の間。 

通帳を見て愕然――手取りはたったの20万円。そこから家賃8万円を払えば残り12万円。都内なら駐車場だけで3万円が消える。

一方、地方なら広い部屋に住めるが、車がなければ生活できない。

本当に豊かなのはどちらか? 数字の裏にある“暮らしのリアル”を見ていこう。

 

額面25万円の“幻想”と手取りの現実

「え、これだけしか振り込まれてないの?」

新卒で初めて給与明細を見た時、多くの理系社会人が直面する“洗礼”だ。

額面25万円 → 手取り20〜21万円

額面23万円 → 手取り18〜19万円

主な控除項目(新卒1年目の目安):

  • 所得税:約5,000円
  • 雇用保険料:約1,500円
  • 健康保険料:約12,000円(2か月目〜)
  • 厚生年金:約23,000円(2か月目〜)
  • 住民税:0円(初年度は非課税)

つまり、手取りは額面の約75〜85%に落ち着く――これが現実だ。

ある先輩の言葉がリアルだ。

「院卒で初任給28万って喜んでたけど、手取り22万。学部卒の友人と大差なくて、2年の機会損失を考えると複雑だった。」

 

生活コストのリアル

都会暮らしの支出(東京都内・概算)

  • 家賃:8〜12万円
  • 光熱費:1.2万円
  • 通信費:1万円
  • 食費:4.5万円
  • 交通費:1.5万円
  • その他:2万円

    👉 合計:18〜22万円

地方暮らしの支出(地方都市・概算)

  • 家賃:3〜6万円
  • 光熱費:1万円
  • 通信費:1万円
  • 食費:3.5万円
  • 車維持費:3万円
  • その他:2万円

    👉 合計:13.5〜16.5万円

都会暮らしで見落とされがちなのが、“便利さにかかるコスト”だ。

駐車場代、外食費、カフェ代――快適さの裏に小さな固定費が積み重なる。

 

都会 vs 地方のリアル比較

観点都会地方
住居費高い(家賃8〜12万円)安い(3〜6万円)
通勤満員電車・ストレス大車移動・快適
キャリア選択肢が豊富限定的だが安定
生活環境刺激・利便性ゆとり・自然
人間関係希薄になりがち地域つながり強い

物価水準指数(全国平均=100)

  • 東京都:104.7
  • 福岡県:98.2
  • 鹿児島県:94.8

「便利さ」はお金で買う時代。

どこで働くかは“何を優先するか”の選択でもある。

 

可処分所得 × 可処分時間で考える

豊かさは、お金だけでなく時間の自由度で決まる。

  • 都会:通勤2時間=月40時間のロス
  • 地方:通勤1時間=月20時間のロス

ある地方企業勤務の先輩はこう話す。

「東京時代は手取り25万でも家賃と交通費で15万消えた。今は手取り22万だけど家賃4万。可処分所得は変わらないのに、生活の満足度は段違い。」

 

資産形成の差が“未来の格差”になる

資産形成余力の比較(概算)

  • 都会:投資余力 月2〜3万円
  • 地方:投資余力 月5〜6万円

この3万円の差は、30年後には数千万円の差に変わる。

「どこに住むか」は、「どんな将来を築くか」と同義だ。

 

シェアリング時代の選択肢

高コストな都会生活の救世主が、シェアリング

  • シェアハウス:家賃5〜8万円(光熱費込)
  • カーシェア:月会費+利用料で駐車場不要
  • 家具サブスク:初期費用を抑制
  • コワーキングスペース:作業場所の自由化

例えば家賃が月6万円だったら、年間で72万円の節約効果が期待できる。

ただし、プライバシー制約や将来の安定性には注意が必要だ。

 

豊かさの再定義 ― “稼ぐ”より“設計する”

真の豊かさとは、お金をかけずに楽しめる力

  • 都会:無料イベント・公園・図書館活用
  • 地方:自然・地域活動・星空の時間

さらに、場所を選ばず稼ぐ仕組みを構築すれば、自由度は飛躍的に上がる。

プログラミング、オンライン講師、YouTube、投資――君たちの得意が“収入源”になる時代だ。

 

結び ― ライフスタイルは設計できる

月の手取りと生活コストの関係は、単なる家計の話ではない。

それは「どう生きたいか」という価値観の反映だ。

成功する人は、

  • 住む場所を目的でなく“戦略”で選び、
  • お金と時間を最適化し、
  • 自分の豊かさを自分で定義している。

「東京では月30万稼いでも貯金できなかった。今は月20万で10万貯金できる。大事なのは、稼ぐ額より“設計力”だった。」

君たちにとっての“豊かさ”とは何か?

それが、次の住む場所と生き方を決める羅針盤になる。

 

参考文献

この記事は2025年9月時点での公的統計データと実体験に基づいて作成されています。個人の生活スタイルや価値観により最適解は異なりますので、ライフスタイル選択の際は多角的な検討をお勧めします。

 

次の章はこちら→【コース11-3】 手取りが“思ったより少ない”理由。税・保険・年金を3分で理解する