給与から引かれる税・保険・年金の仕組みを解説し、手取りが減る理由と社会保障の役割を3分で理解する。
「え? こんなに引かれるの?」——初めて給与明細を見た新卒の定番の驚き。
額面23万円の初任給が、手取りでは19万円前後に。いったい何がどこに消えているのか。税金・保険・年金の仕組みを知らずに社会に出るのは、地図なしで知らない街を歩くのと同じだ。ここでは「見えない天引き」の正体を分解し、制度の要点をシンプルに押さえる。
住民税:0円(1年目は課税なし)
→ 手取り:約19万円(2か月目以降の目安)
学生のアルバイトでは負担が少なく見えるが、正社員になると手取りは額面の約75〜85%に落ち着くのが一般的(等級・地域・健保によって個人差あり)。
「23万もらえると思っていたのに、手取りは19万。固定費を払うと月の余力はわずか……」——新卒エンジニアの実感
主な税率(2025年分の区分):
例:年収276万円(概算)
住民税は前年の所得に対して翌年から課税。
例:1年目年収276万円 → 2年目の住民税(概算)
「昇給したのに手取りが減った」——2年目の“あるある”はこの住民税が要因。
保障:老齢年金/障害年金/遺族年金
※障害年金は現役世代でも、条件次第で対象になり得る。
日本の公的年金は賦課方式(現役が高齢を支える仕組み)。
将来見通しでは、給付水準の調整(マクロ経済スライド)継続が想定。
自助努力(資産形成)は不可欠という前提で、若いうちから準備を。
健康保険:▲11,500円/厚生年金:▲21,000円
= 手取り:約191,200円
上記に住民税:▲12,000円を追加
= 手取り:約179,200円
食費:▲35,000円/交通:▲10,000円
= 可処分:42,200円
→ この水準では、貯蓄・投資は“計画の見直し”が必要。
税金や社会保険料は「取られるお金」ではなく、社会を支え、個人を守るためのお金。
「制度を理解したら、『これだけの保障を毎月数万円で買っている』と捉えられるようになった。」——先輩社員
君たちの手取りの「正体」を知ることが、賢い社会人ライフの出発点だ。
※料率・控除・制度は加入先や地域・年度で異なります。最新情報は必ず公式でご確認ください。