【コース4-2-4】君を“データ化”せよ ― 科学的自己分析で見える本当の自分|ステップ学習『自分を知ろう』
日常行動や研究テーマ、短所を分析し価値観と強みを可視化。理系の思考で自分を研究し続ける自己分析法を解説。
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日常の癖から価値観を読み解く
📝 小さな行動に現れる大きな真実
君たちの価値観は、研究室での行動や日常の小さな選択に如実に現れる。
一見すると意外だが、これらの「癖」こそが企業の採用担当者が知りたがっている君たちの本質だ。
📋チェックリスト:研究室での行動パターン
- デスク周り:整理整頓型か、資料で埋もれがちなタイプか
- 実験ノート:詳細記録型か、要点重視型か
- 議論スタイル:積極的発言型か、傾聴型か
- 締切対応:計画的準備型か、直前集中型か
- エラー対応:原因究明重視か、迅速解決重視か
📚 行動パターンから読み取れる価値観の例
- 整理整頓が得意 → 効率性・予測可能性を重視
- 議論を好む → 多角的視点・協働を重視
- 直前集中型 → 集中力・プレッシャー耐性に自信
日常の“何気ない行動”の中にこそ、君たちの価値観のアルゴリズムが隠れている

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研究テーマから「好奇心の軸」を掘り起こす
🪨 研究テーマは君たちの興味の「化石」
君たちが選んだ研究テーマには、君たち自身の価値観と興味の方向性が凝縮されている。
なぜそのテーマを選んだのか。どんな課題意識を持ち、どのようなアプローチで解決を試みているのか。
そのすべてが、君という人間の思考の軸を映し出している。
これを分析することで、将来のキャリア選択に活かせる「好奇心の軸」が見えてくる。
🪜研究テーマ分析の3ステップ
- 選択動機の言語化:「なぜこのテーマを選んだのか?」を3つ以上の理由で説明する
- 興味の源流を探る:そのテーマに興味を持ったきっかけを時系列で振り返る
- 共通要素を抽出:複数の興味や選択から共通するキーワードを見つける
📃分析例
- 機械学習でエネルギー効率最適化を研究
- →「社会課題の解決に関心」「データ分析が好き」「効率化への興味」
- 新材料の合成と評価を研究
- →「ものづくりへの情熱」「試行錯誤を楽しめる」「品質向上への意欲」
- ヒューマンインターフェースを研究
- →「人との接点に関心」「使いやすさを追求したい」「ユーザー視点を重視」
- 自然言語処理による感情分析
- →「人間の感情をデータ化できる面白さ」「SNS時代の新しい課題への挑戦」「心理学と工学の境界領域への興味」
- 興味の軸:「見えないものを見える化する技術」/「人間理解×技術」
- 起承転結分析:新しい課題への挑戦(起)と、境界領域への興味(承)が強い → 起承タイプの可能性が高い。
🎯 研究で培った「プロセス」に注目せよ
企業が見ているのは、研究内容そのものよりも、研究を通じて培われたプロセスだ。 たとえば、
- 仮説を立てて検証する力
- 困難な課題に粘り強く取り組む姿勢
- 期限やタスクを管理する能力
これらは、どの分野・職種でも活かせる汎用的なスキルであり、 理系学生が持つ最大の強みだ。
つまり、研究テーマの「結果」よりも、「プロセス」にこそ君たちの本質が現れている。 その経験を、ぜひ自分の言葉で語れるようにしておこう。
📖 専門外への興味も見逃すな
理系の君たちが意外と軽視しがちなのが、専門外への好奇心だ。
しかし実際の企業では、この「領域を越えた関心の広さ」が高く評価される。
🔍 観察してみよう:
- サークル活動での役割
- アルバイト選びの基準
- 読書・映画の傾向
- SNSでフォローしているアカウントの種類
君たちの“専門外”の興味は、将来のイノベーションの種になる。
短所を武器に変える発想転換法

💡「欠点」という名の「個性」
就活で必ず問われる「短所」。
多くの学生は「短所がない人間」を演じようとするが、それは大きな誤りだ。
短所は、視点を変えれば君だけの独特な強みになる。
🔬 理系によくある「短所→武器」変換例
| 短所 | 見方を変えた武器 |
|---|---|
| 完璧主義すぎる | 品質へのこだわりが強い |
| 一つのことに集中しすぎる | 深い専門性を持つ |
| 説明が専門的すぎる | 論理的思考力が高い |
| 新しい環境に慣れるのが遅い | 慎重で計画的 |
| 飽きっぽい | 新しいことへの適応力が高い |
🪜 短所分析の4ステップ
- 短所の客観化:具体的な場面とともに短所を書き出す
- メリット探し:その特性が活かされる状況を考える
- 改善の意識:どう向き合い、どう調整するかを明確にする
- 強みとの連携:短所と表裏一体の強みを見つける
💡企業が本当に見ているポイント
企業が短所を尋ねるのは、君たちを評価するためではなく、「自分を客観視できているか」「課題へのアプローチをどう考えるか」を見ているからだ。
完璧な人材など存在しない。
企業が求めているのは、自分の特性を理解し、それをどう活かせるかを語れる人材である。
まとめ:自己分析は一生続く「研究」
ここまで3つの手法を紹介してきたが、自己分析に「完了」はない。
君たちが研究で新しい発見を重ねるように、自分という研究対象も常に変化し続ける。
大切なのは、定期的に自分を見つめ直す習慣を持つことだ。
就活だけでなく、社会人になってからも、転職や新しい挑戦の際にも、このスキルは君たちの人生を支える知的基盤になる。
君たちの論理的思考力と好奇心があれば、「自分」という最も興味深い研究対象を、きっと解明できる。
その発見が、君たちの未来をより豊かで充実したものにしてくれるだろう。
次の章はこちら→【コース4-3】 「得意×やりたい×現実」の最適解 ― 科学的に考えるキャリアの方程式
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参考文献
- 独立行政法人労働政策研究・研修機構「ライフライン法による成人キャリア発達の検討」2010年 https://www.jil.go.jp/institute/reports/2010/documents/0114_04.pdf
- 日本教育工学会論文誌「2つの下位尺度をもつ大学生用メタ認知尺度MAI短縮版の作成」2023年 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/47/Suppl./47_S47143/_pdf/-char/ja
- 東北学院大学「大学生のメタ認知的方略使用を促進するための生成AIの有用性」2024年
- 竹林一(京都大学経営管理大学院)「起承転結人材モデル」DX人材起承転結モデル
- 竹林一『たった1人からはじめるイノベーション入門 何をどうすればいいのか、どうすれば動き出すのか』日本実業出版社、2023年
注記:本記事で使用したデータは上記の学術文献に基づいており、一次資料から引用しています。
